『日本理想の里 勤皇村への挑戦〜棟方志功と保田與重郎、作州の仲間たちの奇跡』をテーマにした展示会「棟方志功と仲間展」が25日、山下の旅館お多福で始まった。本書に掲載されている棟方志功直筆の絵や書、関係書籍、資料など約40点を出展している。
棟方がコイの絵とともに「日本原 日本理想の里」と書いた書画をはじめ女神像の絵画、短歌作品などが並ぶ。また「美作の津山の橋を」で始まる保田與重郎が詠んだ長歌、棟方の志戸部の弟子・永礼孝二の着色版画など作州の地で交流した人たちの作品が華を添える。
詩人・柳井道弘が中心となり上斎原で発行した同人誌『藝生殿』の表紙は棟方が板画を提供しており、非常に珍しい。竹内さんは「日本原の仲間たちとの交友がしのばれる作品群。ぜひ、当時の雰囲気に触れていただきたい」と話している。
場無料、午前10時〜午後4時。
問い合わせは、竹内さん(☎090―7509―2662)。
『日本理想の里 勤皇村への挑戦〜棟方志功と保田與重郎、作州の仲間たちの奇跡』をテーマにした展示会「棟方志功と仲間展」/ 岡山県津山市