「地域と高校生の協働交流フォーラム2023」が24日、岡山県津山市の中央公民館で開かれた。県北の高校生たちと地元の活性化に取り組む住民団体が、現状や課題について話し合った。
美作県民局などが主催し、今回で3回目。津山、美作市の高校に通う生徒16人と、同県民局管内で活動する22人が参加した。
初めに高校生たちによる報告会が行われ、各地域の住民らと協力して企画した取り組みの成果を発表。津山市中心部商店街への誘客を図ったグルメイベント「うまいもん商店街」などが紹介され、大人たちは感想や意見を述べた。
この後、参加者はグループごとに分かれ、課題解決に向けてそれぞれがアイデアを出し合った。高倉地域づくりの会・米井瑞臣会長らのグループでは、「催し物などの開催にあたり、多くの若者に参加、協力をお願いしたい。高校生たちに呼びかける効果的な方法がないか」という問いに対し、高校生は「生徒会が引き受け、全校に知らせることが可能かもしれない」という案を提示していた。
「地域社会の発展」に関する分野に興味を持っている美作高校1年の柴田倫君(16)は「さまざまな人と関わりを持つことで自分の視野を広げ、学びを深めることができた。経験を生かしてみんなの役に立ちたい」と話した。