【特集】日本トップレベルの選手輩出 美作大学ピックルボール部 国内屈指の実力/岡山・津山市

教育・保育・学校 国内外の大会で活躍する美作大学ピックルボール部のメンバー=岡山県津山市で
国内外の大会で活躍する美作大学ピックルボール部のメンバー=岡山県津山市で
         

 米国発祥のラケットスポーツで、誰でも手軽に始められることから日本でも人気が広がっている「ピックルボール」。美作大学=岡山県津山市北園町=ピックルボール部は部員約30人が所属し、国内外の大会での活躍や日本トップレベル選手を輩出するなど躍動している。「生涯スポーツとして地域に魅力を伝え、たくさんの人に楽しんでもらいたい」と練習に励んでいる。

 ピックルボールはテニスや卓球、バドミントンを掛け合わせたようなスポーツ。コート中央のネットを挟み、パドルと呼ばれるラケットで穴の開いた専用のボールを打ち合い、子どもからシニアまで初心者でも楽しめる。

自然と顔がほころぶラリー
自然と顔がほころぶラリー

 津山市は全国的にも盛んな地域で、同大を含め8クラブほどが活動。昨年9月には日本ピックルボール協会で初の都道府県組織として県支部が創設され、さらなる普及活動に力を入れる。市内の競技人口は増えているという。

 同大ピックルボール部は2018年度に立ち上げられ、21年度にクラブに昇格。積極的な活動を展開しており、同大の「強化部」に指定されている。

練習に励む部員たち
練習に励む部員たち

 顧問は日本ピックルボール協会長でもある谷口陽子さん(同大児童学科特任講師)。谷口さんは津山で普及を進めてきた第一人者で、その指導の下、現在1~4年までの部員たちが技術を磨く。

 同部は米国や韓国で開かれた国際大会、同協会主催の日本のトップツアーで優勝するなど躍進し、その実力は国内屈指。毎週のように大会に出場し、トップ選手たちとハイレベルな試合を繰り広げている。

国際大会で優勝したメンバー (2024年)
国際大会で優勝したメンバー (2024年)

 部員の中には海外の有名メーカーがスポンサーに付いている選手も。食物学科4年・大成夢歩さん(22)=愛媛県大洲市出身=はその一人。「力勝負ではなく、年齢を問わず誰でも楽しめることが一番の魅力」と言い、「元々人見知りする性格だったが、ピックルボールを通じて人と関わることが楽しくなり、コミュニケーション能力を養えた」と笑顔を見せる。

 同大ではピックルボールを通じた交流活動にも取り組んでおり、これまでに同部主催の大会を開いたり、地域との交流会、同大と連携協定を結んでいる台湾・亜洲大学の学生との交流、 米国選手との国際交流試合などを行ったりしてきた。また、大学での経験を生かし、卒業後も海外大会に挑戦する卒業生もいる。

 主将で食物学科4年の松本奈幹さん(22)=愛媛県宇和島市出身=は「海外の大会に出て友だちができ、地域の高齢者とも親睦を深めたことが大きな財産。これからも津山地域で楽しむ人が増え、ピックルボールがもっと盛んになってほしい」と期待を込める。

 谷口さんも「ピックルボールはこれからもっと伸びていくスポーツで、シニアだけでなく、ジュニアも増えていくと思う。今後も交流の輪を広げるとともに、選手の育成に努めていきたい」と抱負を語る。

津山市で2025年に開かれた日本トップツアー
津山市で2025年に開かれた日本トップツアー


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG