大山隠岐国立公園内、岡山県真庭市蒜山下福田に位置する「ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ」は、自然と名水に囲まれたアウトドアリゾート。環境省の「名水百選」に選ばれた「塩釜の冷泉」が湧き出し、訪れる人々に清らかな癒しのひとときを提供している。
冷泉は蒜山三座の一つ・中蒜山(1123メートル)の谷間から湧き出す。年間を通じて水温は約11度、豊富な湧出量を誇り、園内のひょうたん型の池から川へと流れる。夏場には涼を求めて手を浸す人、湧水を口にする人も多く、蒜山の豊かな自然を象徴する場所の一つ。
この冷水は施設内のレストランやカフェでも使用されており、料理や飲料の味わいを引き立ててくれる。
施設は2018年、両備ホールディングスが旧塩釜ロッジを改修してオープン。大型ドーム型テントやロータスベルテント、A型テントを備えたグランピング施設のほか、オートキャンプや自由にテントを張れるフリーサイトも完備。宿泊せず日帰りでの利用も可能で、初心者から上級者まで幅広く対応している。
冷泉の水で作るかき氷や、地元ジャージー牛乳を使ったソフトクリームが味わえるカフェ「塩釜堂」や、オリジナルTシャツや地酒などを扱う売店、窯焼きピザが自慢のレストランも併設。近くには釣り堀もあり、キャンプ以外でも気軽に立ち寄って楽しめる。

風早支配人は「登山やトレッキングの拠点として利用される方も多い。自然を感じながら、それぞれのペースでリフレッシュしてもらえたら」と呼びかける。
ゴールデンウィーク期間中も冷泉でいれたコーヒーを味わえるプランや、本格的なバーベキューを楽しめるセットなどを用意。
宿泊予約は公式サイトで受け付けており、一部プランはキャンセル待ちとなっている。問い合わせは、ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ(TEL:0867-66-3959)。
