お釈迦(しゃか)様の誕生を祝う「花まつり」(津山市仏教会、同檀信徒協議会主催)が2日、岡山県津山市の衆楽園であった。華やかな衣装に冠や烏帽子(えぼし)を被った園児や小学生計16人が釈迦像を乗せた張り子の白ゾウをゆっくりと引いて園内を練り歩いた。
子どもたちの健やかな成長を祈る毎春恒例の祭り。迎賓館での法要には関係者ら約100人が参加した。市内20カ寺の僧侶たちが読経するなか、稚児が座敷に据えられた花御堂の釈迦像に甘茶をかけた。お釈迦様の教えの法話もあった。
この日は天候に恵まれ、咲き始めた桜が園内を彩るなか、花見客らが華やかな行列を見守っていた。姉妹で参加していた一宮小5年の木村志奈さん(10)と津山保育園年少組の都桜ちゃん(3)、友だちの同保育園年長組の近藤ニケちゃん(5)はそれぞれ「白い象さんと一緒に歩けて楽しかった」などと話していた。