第10回「つしんこどもマネースクール」が19、20の両日、岡山県津山市山下の津山信用金庫本店で開かれ、美作地域の小学生計26人が講義を受けたり施設内を見学したりしてお金に関する知識を深めた。
子どもたちにお金の大切さを知ってもらいながら、地域との関係を深めていくことを目的に恒例で実施。
19日は、津山、美作市、美咲、勝央町から17人が参加した。信金職員が講師を務め、「お金が生まれた歴史、物やサービスと交換する役割、物の価値を測る役割があるほか、必要な時に使えるよう、貯めることができる」「信金や銀行にお金を預ける重要性」といった金融機関の役割や、金銭の循環について分かりやすく説明。
続いて美作大学の児童文化研究部2人によるクイズや工作を実施した。工作では信金職員や学生たちに手伝ってもらいながら、紐付き財布の制作に挑戦。カラーペンで色を塗ったり、スパンコールなどを張り付けたりして、それぞれ思い思いのデザインに仕上がった。
誠道小6年・勝浦菜月さん(11)は「昔はお金がなくて物々交換をしていたことや、銀行がお金を貸してくれないと大変なことになることなど勉強になった。もっと学んでお金を大切に使えるようになりたい」と話した。
この後、金庫内の探検やサプライズとして実物の札束2億円を持ち上げるといった体験も行い、普段なかなか見ることのない光景に興味津々だった。
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