第25回「さら山時代祭」(同実行委主催)が13日、平福の佐良山公民館(岡山県津山市)で開かれた。後醍醐天皇が隠岐へ配流される様子を再現した恒例の「時代行列」は、あいにくの雨天で中止になったが多くの地域住民らが買い物したり、ゲームに挑戦したりして休日を楽しんだ。
3年ぶりの今回は、規模を縮小して開催。同公民館前には福田、種町内会や住民自治協議会によるフランクフルトを売る屋台、カフェ、ゲームコーナーが並んだ。2階では、地域の風景や過去のイベントの様子を収めた写真などを展示したコーナー「皿川物語」や佐良山小学校PTAのバザーがあり、お年寄りから子どもまでが集まり、にぎわっていた。
また、授業の一環で津山東高校の生徒も参加。普通科2年の谷名絆さん(16)ら4人は販売の手伝いをしながら「いろいろな人と話ができて良い経験になる」と住民たちと交流を深めていた。
佐良山小学校の4年・小山扇生君(9)と内藤柊哉君(10)は「雨を降ったけど、輪投げをするなどしてみんなで思いっきり遊べておもしろかった」。「来年は時代行列に参加できるようになりたい」と話した。
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多くの人でにぎわったさら山時代祭の会場
さら山時代祭 3年ぶり開催