岡山県内一のユズの産地・久米南町で収穫が最盛期を迎えている。
同町では1995年から産地化、特産化が始まり、今季は65戸が栽培。12月中旬まで例年並みの約70トンの出荷を目指す。日当たりのいい果樹園では、鮮やかな黄色に色づいた実が陽光に輝き、辺りにさわやかな香りを漂わせている。生産者は1個1個の実の大きさや色づきなどを確認しながら、はさみで丁寧に摘み取っている。
夏場の猛暑と少雨の影響で小玉傾向だが、香りや酸味は上々。県内の市場に運ばれる。JAは「鍋料理などで特産の味と香りを楽しんでほしい」とPRしている。