第53回「心象津山書展」(心象津山連合支部主催、津山朝日新聞社など後援)が新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホール=岡山県津山市=で開かれ、味わい深い現代書などの秀作に愛好者らが見入っている。17日まで。
同支部(秋山美象代表)の小学生から一般まで会員313人が1点ずつ近作を出展。
著名人の俳句や詩文などを題材にした現代書は、奔放な筆遣い、わびさび、遊び心を感じさせる表現もあり、それぞれに趣がにじむ。秋山代表の作、全日本書芸学院の西野象山会長、西野玉龍副会長らの賛助出品作も一際目を引く。
このほか行書や草書、流麗な仮名でしたためた作品、子どもたちが伸び伸びとつづった習字も並び、訪れた人たちはじっくり観賞。
秋山代表(二宮)は「今回も個性豊かな見応えのある書がそろい、全国公募展の入賞、入選作も多い」としている。