つやまエリアオープンファクトリー2022(つやま産業支援センター主催)が22、23の両日、津山圏域(市と鏡野、勝央、奈義、美咲町)の34社で開かれ、小中高生と保護者ら延べ約900人が企業見学やものづくり体験を通じて地場企業の魅力にふれた。
このうち初日午前のバスツアーには小中学生と保護者12人が参加し、業務用冷蔵庫や製氷機製造のフクシマガリレイ岡山工場(勝央町太平台)に続き、壁面収納家具などを製造するすえ木工(八出)を訪問。
須江茂夫専務らの案内で工場内を巡り、収納用部材のフラッシュパネルやテーブル天板用集成材のカット、圧着といった加工作業について見聞きした。終了後、ヒノキ集成材を使ったスマホスタンドのキットがプレゼントされ、仕上げ作業を体験。
東中3年・池田帆華さんは「棒状の木を並べて圧着し、大きな一枚板にするのに驚いた。木の手ざわりや香りもよく、スマホスタンドはいい感じにできた」。母親の佐和子さん(50)=野村=は「外材や地域の材も生かしてデザイン性が高く、耐震性も考えた壁面収納を作っているのに感心した」と話していた。
同オープンファクトリーは、若い世代に地場企業の魅力を周知し、将来の就業や定住につなげる狙いで3年ぶりに実施。
つやまエリアオープンファクトリー2022
- 2022年7月23日
- イベント