岡山県津山市久米川南にある誠道小学校の5年生13人が9日、同校近くの水田で地域の人たちとふれあいながら田植えを体験した。
同校の田植え学習は4年ぶり。子どもたちに昔ながらの農作業を経験してもらいたいと、地域住民の山田誠さん(78)が耕作放棄地になっていた田を学習田として確保し、実施した。
子どもたちは苗の植え方を教わった後、裸足で水田に入ると、「ぬるぬるする」「転びそう」と泥の感触に大はしゃぎ。ボランティアや保護者らも参加して一列に並び、15センチほどに育ったキヌムスメの苗を田植え綱の印に合わせて丁寧に植えていった。
安藤治希君(10)は「おいしいお米がたくさんできたらうれしい」。石原明日香さん(10)も「おいしいお米になるように草取りも頑張りたい」と話していた。
子どもたちは秋には収穫も体験する予定。