郷土史研究や観光振興に取り組んでいる岡山県津山市の「津山おくにじまん研究会」と谷口圭三市長との意見交換会がこのほど、同市役所東庁舎で開かれ、観光や歴史文化の振興などについて市の取り組みや今後の考えを聞いた。
研究会から藤木靖史前代表ら9人と、市長をはじめ担当部局の職員が出席。研究会から事前に出された10個の質問に市長が答えた。
「津山城の鶴山館の修築」について市長は「早急な修理が必要で、庁内で調整を行っている」、「まちじゅう博物館構想の今後」には「推進機構を立ち上げて具体的に示し、地域のお宝調査や担い手の育成などに取り組む」と述べた。このほか、国重要伝統的建造物群保存地区の城東・城西地区の整備状況、美和山古墳群の案内板などの整備、2024年開催予定の「森の芸術祭」などについても説明を聞いた。
また「どの交通機関を使えば目的地に行けるのか、丁寧な案内が必要では」「市のHPで市民に公共施設の利用を投げかけてほしい」といった意見も出された。