大谷のJR津山駅構内にある鉄道学習施設「津山まなびの鉄道館」がオープンから5周年を迎え、3日、記念式典が行われた。5月にかけて関連イベントもある。
式典では、市観光協会などからJR西日本岡山支社に「5th Anniversary」のロゴがあしらわれた列車ヘッドマークのレプリカが贈られた。来場者には記念品のバッグとロゴ入りの入館券が配られた。
平島道孝支社長は「市やOB会津山支部、市民、県民に支えられて今日を迎えることができた。今後も支援をお願いしたい」とあいさつ。谷口圭三市長と市観光協会副会長の稲葉伸次館長は「より多くの人に知ってもらいたい。貴重な鉄道遺産を後世に引き継ぐために磨きをかけていきたい」と意気込んだ。
ヘッドマークは5〜9日、28日〜5月5日に津山線、姫新線で使われる予定。記念品はこの日以降も、無くなるまで配布する。
関連イベントは、キャラクタートレインに乗って館内を回遊するイベント(29〜5月1日)や、同館を出発点に市内の観光施設などを巡るスタンプラリー(29〜5月5日)を企画している。
津山まなびの鉄道館は2016年4月2日、同岡山支社が整備して開館。国内2番目の規模の扇形機関車庫には蒸気機関車D51、1台しか製造されなかったディーゼル機関車DE50型など13両が並ぶ。18年には機関車庫と転車台がJR西日本の「鉄道記念物」に指定された。来館者数は3月で30万人を超えている。
P
開館5周年を祝った記念式典
まなびの鉄道館5周年
- 2021年4月5日
- イベント