那岐連山に笠雲の一種、「風まくら」とみられる雲がかかっているのが4日に見られた。
発達した低気圧が四国沖を通過する際に現れ、南麓一帯に吹き荒れる局地風「広戸風」の前兆として知られる。山頂付近に雲が横たわったような風景が広がり、撮影した河本好隆さん(岡山県津山市加茂町小中原)は「まるで雪が積もったように見えた」と驚いた様子。季節の変わり目を知らせるように、秋空の下で真っ白な雲が美しく輝いていたという。