岡山県久米南町の弓削小学校3、4年生が4日、同町のほ場で県内一の生産を誇る同町の産品・キュウリの収穫体験を行い、採れたてのみずみずしい夏野菜を味わった。
同校は毎年、食農教育の一環で地域の野菜について学んでいる。今年は3年生14人と4年生6人が、JA晴れの国岡山久米南キュウリ部会の光元一郎さん(65)が所有する露地畑(50アール)とハウス(15アール)を訪ねた。
カキ殻を使った肥料によりミネラルなどの栄養素を含んだ土壌と太陽の光で成長した太いキュウリが畑にはたくさん。「長さが20センチ以上のものを選んで」と同会メンバーのアドバイスを受けた児童は、はさみを手にして歩き、気に入った1本を見つけて丁寧に切り取っていた。
また、ハウスでは、断面がハートや星型に変形するようにプラスチック容器に入れて栽培したものがあり、早速収穫して、形を確認していた。この後、JA全農おかやまのPR大使「フレッシュおかやま」の横溝結香さんに教わりながら子どもたちはナイフを使ってキュウリを切り、氷で冷やして採れたての味を満喫した。
3年の山本和佳さん(8)は「新鮮で水分があって、塩をかけるだけでおいしかった。キュウリが好きになった」と話していた。