勝山高校蒜山校地の3年生が主催する「ひるこう祭~みんなあつまれ!三座館~」が7月12日、同校(岡山県真庭市蒜山上長田)前の真庭市学習交流センター・三座館を会場に開かれる。同館と学校のPRを図って開催する催しで、本番を前に3年生22人は成功に向けて準備に励んでいる。
当日は、午前9時半から午後2時までの間、生徒たちが手作りのグルメを販売するほか、会場を盛り上げるステージイベントを実施。地元産品を活用したキッシュや焼きそば、イギリスの伝統菓子・ウェルシュケーキを売る店が並び、舞台では蒜山地域のみに生息する絶滅危惧種・フサヒゲルリカミキリの保護活動にまつわる発表、ブラスバンド部やゲストによるライブ、熱い真夏日を涼やかにする「水かけ祭り」などが繰り広げられる。
同校の地域学「CP(コミュニティー・ビルディング・プロジェクト)」の一環として実施する同イベントは、昨年度に先輩たちが蒜山地域の認知度を高めようと実施し、盛況だったマルシェ「ヒルコウサンサンフェス」にならって企画が立ち上がった。生徒から依頼を受けた地元の事業者や住民、学校に縁のある人も協力し、実現に向けて後押ししている。

25日は、催しを行うグループごとに別れ、真庭市教委の郷育魅力化コーディネーターや地域協働活動コーディネーターらと話し合い、タイムスケジュールなどを決めた。その間、イベント実行委メンバーは店や事業所を訪れ、協賛やポスターの掲示を呼びかけた。
実行委員長の髙橋日凪多さん(17)さんは「自分たちが考えてきたことが形になっていくことが楽しく感じる。来場したみんなが笑顔になる祭りにしたいし、ターゲットとしている小中学生が進路を考える時にこの学校を選んでくれるようになればうれしい」と話した。
