勝北風の子こども園=岡山県津山市新野東=で18日、恒例の正月のしめ飾りと門松作りが行われ、全園児101人が地域のお年寄りらに手順を教わりながら励んだ。
勝北地域の人たちとの交流を深めようと始まった行事で、今回で14回目。年少、年中組計66人は、約2.2メートルの門松を立てる作業に参加。園の敷地から土を運び、大きな竹を刺したドラム缶の中に入れて土台を作った。
一方で年長組は、しめ飾りに挑戦。「お飾りには神様が宿るといわれている」といった説明を聞いた後、大人たちに手伝ってもらいながら、わらを撚(よ)り合わせていった。眼鏡の形に似せた輪を作って針金で止めてもらい、最後には紙垂(しで)をカラーテープで取り付けて完成。
始めは作業に慣れずに苦労した子どもも、完成品を見て、にっこりと嬉しそうな表情を見せた。
年長組の内田文乃ちゃん(6)は「わらをねじる(撚り合わせる)のは難しかったけど、おじいちゃんたちが助けてくれてうれしかった。できたお飾りは家に飾って大切にする」と話していた。