大津神社=岡山県真庭市=で12月に開かれる「霜月祭」に向け、余野小学校(同所)の全校児童13人が26日、神事で使うもち米の稲刈りを行った。
過疎、高齢化のため、同神社では祭りの継続が難しくなっており、同小では昨年から児童が祭りに参加し、地域の歴史を学んだり、体験をしたりしている。
この日は、氏子の入江正親さん(71)ら地元住民、地域おこし協力隊、鳥取大学の学生らも参加して、子どもたちと一緒に稲刈りを行った。田んぼ(4アール)は入江さん所有で、5月に子どもたちが古代米のもち米の苗を植えた。
鎌の使い方を教わったあと手作業で開始。株の根元を握り、“ザクッ、ザクッ”と音を立てながら軽快に刈り取っていた。
霜月祭は12月3日に開かれる予定。子どもたちがついた餅を供え、餅投げで参拝者に振る舞う。