ろう者サッカー女子日本代表候補の合宿が8日から10日、美作市入田の美作ラグビー・サッカー場で行われ、5月にブラジルで開かれる聴覚障害者の国際大会・デフリンピックに向けて強化を図った。
ろう者サッカーは、健常者と同ルールを基本に、選手は補聴器を付けずに手話と視線でコミュニケーション。主審は笛とフラッグで反則などを知らせる。
合宿には選手13人とスタッフ9人が参加した。初日は歓迎セレモニーがあり、久住呂幸一監督が「美作市の温かい歓迎をとてもありがたく思う。デフリンピックが迫ってきており、けがに注意し、コロナを予防しながら、美作での合宿を頑張りたい」とあいさつした。
宮田夏実主将は「攻撃をメインにした練習が始まるので、セットプレーや連係プレーを仲間とコミュニケーションをとりながら頑張りたい。デフリンピックでは世界一を取るだけでなく、勇気や感動を与えられるプレーをしたい」と話した。
期間中、市スポーツ少年団所属のサッカーチームとの交流会も行われた。
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ろう者サッカー女子日本代表候補のメンバー