■旅をするチョウ■と呼ばれる「アサギマダラ」が久米南町下弓削の民家の庭に飛来し、ひらひらと優雅な舞を見せた。
アサギマダラは羽を広げた時の大きさは10㌢ほどになり、透き通るような青緑の浅葱(あさぎ)色が特徴。春に北上し、秋になると南下して暖かい土地で越冬する。海を渡って台湾などにも移動することが知られている。
飛来したのは沼本正義さん(83)方。庭ではアサギマダラが好むフジバカマが開花中で、24日に1匹の姿を確認した。蜜を吸ったり、羽を休めたりしていたという。
沼本さん宅にやってくるのは初めて。妻の静江さん(80)は「とてもきれいなチョウ。1匹だけなので、群れからはぐれたのでしょうか。元気で無事に旅をし、来年も庭に来てくれたらうれしい」と話していた。
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フジバカマにとまるアサギマダラ(沼本さん撮影)