ろう者サッカー女子日本代表候補の合宿が6日から8日、美作市入田の美作ラグビー・サッカー場で行われ、10月にイランで開かれるアジア太平洋ろうあ者競技大会に向けてレベルアップを図っている。
ろう者サッカー(デフサッカー)は、健常者と同ルールを基本に、選手は補聴器を付けずに手話と視線でコミュニケーション。主審は笛とフラッグで反則などを知らせる。
合宿には10代~40代の選手13人と監督を含むスタッフ6人が参加。初日は歓迎セレモニーの後、入念にウォーミングアップして基礎トレーニングやミニゲームに汗を流し、軽快な動きをみせていた。
主将のGK・伊東美和選手(22)は「昨年のW杯が終わり、新たなチーム作りをしていく大事な合宿。まずは全体で成長していけるようコミュニケーションを深めたい。アジア大会では金メダルを取りにいく」。
仙波優菜監督(35)は「守備から攻撃へのリズムがスムーズにつながるようなチーム力をつけ、秋のアジア大会に臨む。来年の東京デフリンピックのメダルにつながるよう頑張りたい」と話した。
7日は市内スポーツ少年団3チームとデフサッカールールでの交流会が行われ、8日は湯郷ベルU18チームとの練習試合も行う予定。
同チームの合宿は7回目で、市や県などでつくる「スポーツキャンプ誘致岡山美作実行委員会」が誘致。