イチョウの黄葉が見ごろ

自然 イチョウの黄葉が見ごろ
         

 浄土宗の開祖・法然上人ゆかりの誕生寺(久米南町里方)でイチョウの黄葉が見ごろを迎え、晩秋の訪れを告げている。
 境内にある木で、高さ約10㍍、目通り周囲5・9㍍、枝張りが15㍍。1147年、15歳の法然上人が比叡山に旅立つ際、那岐山の菩提寺(奈義町高円)から杖としたイチョウの枝を挿したところ、根が上に伸びたと伝わる。「逆木(さか)の公孫樹(いちょう)」と呼ばれている。
 寺によると、今年は8日ごろから色づき始め、今週末にかけて全体が染まり、今月いっぱい楽しめるという。町内外から訪れた行楽客らが鮮やかな姿を見上げ、歴史ある寺の風物詩を堪能。岡山市中区の主婦(72)は「青空とのコントラストがとても美しく、迫力もある。このイチョウを守り続けることもすごいと感じた」と話していた。


見ごろを迎えた誕生寺のイチョウ


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