第2回「EReTTSa(エレッサ)」シンポジウム(津山高専、岡山大学、日本原子力研究開発機構主催)が2月4日、オンラインで開かれ、SDGs時代の地域活性をテーマに関係機関の代表者らが講演し、意見を交わした。
前半の講演では、地球化学が専門の鵜﨑実美作大学学長が「大学など高等教育機関は人類の発展を物心両面で担保する役割りを果たしてきた。直面している課題を直視、理解し、その解決にあたる世界的視野と専門的知識・技能を活用できる人材の育成が求められている。100年先の発展、人類の存続をかけて取り組むべき」と指摘。
松田和也津山青年会議所まちづくり室副理事長は、SDGsの周知や郷土愛の醸成などに向けた活動を紹介し、「より良い変化をもたらす機会を提供するのが我々の使命。市民と共に明るい豊かな持続可能な地域社会を目指したい」と総括した。
第2部では、岡山大学の学生が資源循環の試みとして砕石粉による農地排水浄化の実験結果を発表。この後のパネルディスカッションでは、生駒徹志津山高専技術交流プラザ会長(IKOMAロボテック社長)、三村聡岡山大学地域総合研究センター長、稲野辺亘日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センター副所長らパネリスト5人がそれぞれの取り組みなどを紹介し、意見交換もあった。
同シンポジウムは、津山高専での開催予定を新型コロナウイルス感染拡大のため変更した。
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講演する鵜﨑美作大学学長
エレッサシンポジウム
- 2022年2月5日
- 総合