岡山県は、県内の旅館やホテルを利用する県民を対象に宿泊料を割り引くクーポン事業「おかやま旅応援割」を5日から開始する。コロナ禍の影響で低迷している観光需要の喚起を図る狙い。
4月下旬からの当初予定を延期していたが、県内の感染状況が落ち着いてきたことから移動を県内に限定して実施。
県内在住者が旅館やホテルに泊まった場合、宿泊料金が1万円以上なら1人1泊当たり5000円を割り引き、6000円以上1万円未満なら同3000円を割り引く。5日から10月末まで予約でき、来年1月1日のチェックアウトまでの宿泊に使える。予算に達し次第終了し、約7万人の利用を見込む。
さらに旅行会社を通じた団体・個人の日帰り旅行についても今月下旬をめどに、宿泊料金を割り引き、土産物や飲食店で使えるクーポン券を発行する事業を実施する予定。
ただし県内の新型コロナウイルスの感染状況が「ステージ3(感染急増)」に移行すると見込まれた場合、事業の利用停止を想定している。
県観光課では「宿泊施設に感染対策を徹底してもらう中、利用者にも対策をとりながらクーポン事業を活用してもらいたい」としている。
問い合わせは、「おかやま旅応援割」事務局(5日〜、☎086―201―1444)。
コロナで岡山県宿泊料割り引き
- 2021年7月3日
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