◎…横山の石本咲子さん(78)宅の庭で数年に1回しか花が咲かないと言われるコンニャクの花が開花し、近所で話題になっている。
◎…花は約130㌢。先端には約50㌢の紫褐色の「肉穂花序」があり、独特の臭いを放っている。下部に付いている花びらのような部分は「仏炎包」で、臭いにつられて入って来た虫を内部に閉じ込める仕組みになっている。英語圏では「devil’s tongue(悪魔の舌)」と呼ばれ、ユニークな形をしている。
◎…葉っぱを観賞しようと今年の3月、市内の農協の直売所でコンニャク芋を購入。栽培したところ葉のかわりにタケノコのような花茎が伸びたという。石本さんは「今まで何回か育ててきたが、花を見るのは20年ぶり。ネットで調べたり、孫に見せたりして楽しんだが、臭いが強烈なので、栽培を続けるかどうか迷っている」と笑って話した。
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石本さんの庭でさいたコンニャクの花
コンニャクの花咲く
- 2021年5月15日
- 自然