サッカー日本代表でJ1鹿島のMF佐野海舟選手(22)が21日、出身地の岡山県津山市に凱旋(がいせん)し、代表でのさらなる活躍を誓った。
津山市役所で祝福の横断幕と職員の拍手に迎えられ、谷口圭三市長を表敬訪問。佐野選手は「代表にはまだ定着できていないが、どんどん活躍して地元津山にいいニュースを届けたい」「子どもたちに夢を与えられる立場なので、試合を通してたくさん伝えていきたい」と話した。
元日に東京・国立競技場で行われるタイ代表との国際親善試合のメンバーにも選ばれた。「今まで教えてくれたチームに感謝の気持ちを持ってやっていきたい。選ばれて終わりではだめなので、どうやって自分を出して生き残るか、常に満足せず、喜びより危機感のほうが強い」と語った。
谷口市長は「世界中のサッカーファンが佐野選手に注目している。2026年のW杯の出場を見据えて頑張ってほしい」と激励した。
佐野選手はボール奪取が持ち味のMF。鶴山小、中道中卒業までFCヴィパルテでプレーし、鳥取県の米子北高に進学。19年にJ2町田に入団し、23年からJ1鹿島でプレーしている。