スポーツリズムトレーニング協会の「スターカンファレンス2022」が2日、大田のリージョンセンターで開かれ、プロ野球・福岡ソフトバンクホークス元監督の工藤公康さんが「野球とリズムの関係について」を演題に話した。
工藤さんは「バランスがとれていないとリズムよく動けない。リズム、バランスがよくなって力を出すタイミングが生まれる。リズム感のいいピッチャーはコントロールがよく、タイミングが合っている」と強調。5度の日本一に導いた監督経験から選手との関わりを振り返り「いろいろな失敗をして、どうすれば選手が前を向いていくかといったことを学んだ。僕自身が変わらないと選手の態度も変わらないし、態度が変わらないのは僕が監督としてふさわしくないということ。強いチームを作って彼らの未来を作ってあげたかった」と話した。
この日は、協会代表理事の津田幸保さん、東京大学先端科学技術センター研究員の宮崎敦子さん、日本臨床整形外科学会スポーツ委員長の岩間徹さん、トライフープ岡山ヘッドコーチの比留木謙司さん、協会認定インストラクターの原ゆうかさんも講演した。
県内外の協会インストラクターや一般参加者ら約150人は熱心に耳を傾け、スポーツリズムトレーニングの最新情報を共有し、運動の大切さを再認識した。
スターカンファレンス2022