人手がかからないスマート農業を目指そうと、最新鋭の草刈り機のデモンストレーション(津山地域大型稲作研究会主催)が24日、岡山県津山市のほ場で行われた。会員ら約40人が実用性を確認した。
今回使用したのはドイツ製の2機。一つは全長142センチ、幅150センチの大きさで傾斜が50度ののり面でも移動が出来るほどの安定性を持っている。もう一方は全長110センチ、幅105センチのコンパクト設計で、傾斜45度の場所でも対応できる。いずれもリモコンでの遠隔操作が可能で、作業が困難な場所でも利用できる。
今回は傾斜が約48度、約1000平方メートルのあぜで実施し、機動性を試してみた。太田裕恭さん(67)は「高齢となった農家のサポートや人手不足解消のためにも、農作業の省力化は必要。今後は会員と話し合って導入を検討していきたい」と話した。
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草刈り機を動かす太田さん