津山高専=岡山県津山市=で6日、タイのキングモンクット工科大学ラカバン校付属高専3年生18人の研修生を迎える開会式が開かれた。学生たちは30日まで、プログラミング研究を中心に日本の学生との交流活動、企業訪問などに参加する。
この研修は、国立高等専門学校機構が進める「タイ高専プロジェクト事業」の一環で、全国6高専が受け入れ先となる。津山高専では会議室を会場に、同機構本部やタイ高専、各校をオンラインでつないで式典を実施した。
同機構の谷口功理事長は「楽しんで学び、貴国の発展を支える人材になってほしい」と激励。ナッタウット・デパイワー校長は「友だちと、素晴らしい思い出をたくさんつくって」と学生たちに呼びかけた。
学生らは制服姿で式に臨み、歓迎を受けると笑顔を見せていた。生徒を代表して、タナンラット・チョンソムチットさんがあいさつし、「学問はもとより、日本の文化、生活を体験することがとても楽しみ。貴重な体験を自身の大きな成長につなげたい」と日本語で抱負を述べた。
