6月30日午2時ごろ、岡山県真庭市上河内の真庭バイオマス集積基地第2工場内から出火、積まれていた樹皮約9800立方メートルが燃え、1日正午現在も消火作業が続いている。出火当時は無人でけが人はいなかった。
真庭市消防本部によると、高速道路を走っていたドライバーが煙と炎を見かけて通報。30日午後3時までに真庭消防署や真庭市消防団の車両計8台と隊員、団員計49人、県消防防災ヘリ1機が出動し、空中散水などを行った。敷地外への延焼拡大のおそれはないものの、鎮火するまでかなりの時間がかかると見ている。
工場は米子自動車道久世インターチェンジそばの県営真庭産業団地内にあり、樹皮を原料にしてバイオマス発電の燃料(バーク)を製造している。火元はその原料を保管していた屋外の一角とみられている。
運営する真庭木材事業協同組合によると、同工場は鎮火まで業務を休止しているが、今のところ発電所の稼働に大きな影響は出ていないという。