バイク・三輪自動車製造販売のパドック(下田邑、岡本千絵社長)は、コロナ禍の影響で全国的に宅配や飲食デリバリーの需要が増す中、オリジナル三輪カーゴトライクのレンタルを試行的に開始した。来月からの本格参入を目指す。
同三輪トライクは、大手飲料メーカー・ヤクルトとの提携で配達専用に一昨年共同開発、製品化した125ccの車両で、普通乗用車免許で運転可。安定した後部の荷台(幅約80センチ、奥行き約50センチ)には小型バイクの3倍以上の110キロまで積載でき、燃費も1リットル30〜40キロメートルと低コストを実現している。働き手の声を反映したフロントバスケットやウインドスクリーンなども装備。
移動販売やメンテナンス業社などからも要望がある中で企画し、レンタル料は期間によってことなるが1カ月あたり1万5000〜2万円を想定。今月中のモニターを踏まえ、今後の展開やマーケット拡大につなげる。
三輪トライクの製造を手掛けて20年になる岡本辰彦会長(68)は「オートバイの機動力と軽トラ並みの積載量を兼ね備え、コストパフォーマンスは抜群。ヤクルトでは全国で現在150台以上が使われ、荷台はカスタマイズできるので幅広い業種、業態で活用してもらえる」とPRしている。
問い合わせは、パドック(℡0868-28-3191)。
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レンタルに活用する三輪カーゴトライクと岡本会長
パドックがオリジナル三輪カーゴトライクのレンタルを試行的に開始/岡山・津山市
- 2020年5月8日
- 経済・産業