岡山県立真庭高校久世校地生物生産科の生徒たちが2日、授業で育てたフルーツパプリカの苗約700本を市内の生産者に贈った。苗は収穫までの作業を引き継ぐ約70戸の元へ届けられる。
JA晴れの国岡山真庭統括本部と真庭市と連携した「小規模農家支援事業」の一環で同校は依頼を受け、直売所の新たな目玉商品として普及が進むフルーツパプリカの一種「ぱぷ丸」の栽培に協力している。今回は今年3月に苗植えをしたのを渡した。
引き渡しが同校の農場で行われ、野菜・畜産を専門に学ぶ農業技術類型の3年生8人が「いい実がなるように、しっかり管理しました。よろしくお願いします」と同本部真庭南部アグリセンターの職員へ手渡した。
木村賢人さん(17)は「ハウスで育てたので、気温調整や成長段階に合わせた管理が大変だったが、勉強になった。たくさん実り、みんなに食べてもらえたらうれしい」と話した。
パプリカの収穫は7月下旬で、その後はきらめきの里(同)、農産物直売所健康の里(同市江川)などで販売される予定。