津山商業高校の生徒が小売店を運営する第15回「津商モール」が25日、岡山県津山市中心部の商店街・ソシオ一番街とアルネ津山で開かれ、大勢の市民らでにぎわった。
「ホンモノをお客様へ~津山の活気を取り戻せ~」をコンセプトに開催。生徒が仕入れから販売まで手がけ、和・洋菓子、電化製品、そずり肉、野菜、果物、雑貨など多彩な18店舗を開いた。
全校生徒約480人が店員などで役割分担し、「いらっしゃいませ!」「ここでしか買えませんよ」と元気いっぱいにPR。アーケード街は人並みであふれ、各店舗には買い物客の列ができた。
今回は地元企業から仕入れた品物だけでなく、福島県の漁業・水産業を応援しようと、同県の海産物も並んだ。また、学校行事では県内初となるキャッシュレス決済「au PAY」も導入した。
「社長」を務めた坂手杏さん(3年)は「来てくれた人も生徒自身も満足できる内容を目指した。みなさんに商店街の良さを知ってもらうことでまちの活気につなげたい」と話していた。