岡山県津山市紫保井の北原きよ子さん(77)方の畑で、ボタンクサギの花が咲き始めた。アジサイのように球状にまとまって咲くピンクのかわいらしい花が、通行人やドライバーらを和ませている。
一昨年偶然通りかかって一目ぼれしたという末田たつ恵さん(75)は、華道池坊の師範で、山下でバーを経営しており、1人でも多くの人に可憐な咲き姿を楽しんでもらうおうと、北原さんから連絡を受けると早速花を摘みに。
ボタンクサギは「牡丹臭木」の漢字の通り枝葉に独特の匂いがあるが、花はほんのりと良い香り。北原さんは「毎年咲くのを楽しみにしています。今月下旬ごろには満開になると思います」と話していた。