「2021夏のボランティア体験」に向けた事前研修会が10日と12日の2日間、山北の市総合福祉会館で開かれた。津山市と近隣の高校生約270人がボランティアの意義や心構えを学んだ。
社会福祉について理解を深めてもらおうと、津山市、美咲、鏡野町の3社会福祉協議会が主催。夏休み期間中の7月下旬〜8月下旬に、地域の福祉施設や児童クラブ、ボランティア団体など49施設で3日間以上活動する。
研修では、「責任を持つ」「人間関係を大切に」「相手の気持ちを考える」といった心構えや注意点などについて聞いた後、受け入れ先の団体と顔合わせをした。高校生たちは各団体の理念などについて耳を傾け、活動内容や日程などの打ち合わせを行った。
児童クラブで活動する津山商業高校の1年女子は「子どもたちとの関わり方や職員の大変さなどを学びたい」と話していた。
学習支援と体験活動の「まちばの寺子屋」を開く城西まちづくり協議会のスタッフは「高校生には子どもたちと接するだけでなく、地域と関わることや将来を考えるきっかけにしてほしい」と期待していた。
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ボランティア体験に向けて受け入れ先の団体の説明を聞く高校生たち