マムシ除けで知られる福力荒神社=岡山県津山市福力=の例大祭が、25日から始まり、大勢の参拝者でにぎわっている。27日まで。
初日は朝からマイカーやJRを利用した家族連れらが次々に訪れ、午前10時過ぎには参道まで長蛇の列ができた。拝殿で家内安全などを祈念した後、マムシ除けに効くという御浄砂(ごじょうさ)やお守りを買い求めていた。
10時からの神事では、横林正晴宮司の祝詞奏上に続き、大崎小6年生女子児童が「浦安の舞」「豊栄の舞」を奉納。参道には刃物や農具、焼きそば、栗まんじゅうといった露店約100店が軒を連ねている。
備前市から訪れた近藤日登志さん(74)は「毎年御浄砂をいただきに来ている。家の周りや田んぼにまいているおかげで、かまれることなく安心して暮らせている」と話していた。
関連記事