希少種のモリアオガエルが産卵期を迎え、岡山県津山市内の里山などでもメレンゲ状の白い卵塊が確認されている。
神楽尾山の麓、総社地区の田んぼでは、田植えを終えた水田にせり出した木の枝にたくさんの卵塊が。田んぼを管理している同所の石田宣明さん(83)はカエルのために枝を残しており、「今年は例年より数が多い気がする。ここの水は湧き水できれいなので、豊かな自然の中で無事に育ってほしい」と見守っている。
また、同市加茂町黒木の黒木ダム周辺の湿原でも卵塊が確認されている。