若者の採用・育成に積極的で雇用管理の優良な中小企業を厚生労働省が認定する「ユースエール認定企業」に、衝撃工具製造販売のオサカダツール(牧明奈社長、美作市楢原下)が決まり7日、認定通知書が交付された。美作地域では6社目。
自社広告などに認定マークを使用でき、助成金優遇措置も受けられる制度で▽直近3年間に採用した新卒正社員らの離職率が20%以下▽月平均残業20時間以下▽有給休暇取得率平均70%以上か年間取得日数平均10日以上―などの要件を満たす必要がある。
同市林野のハローワーク美作で交付式があり、杉原清剛所長から岡山労働局長の認定通知書を受け取った牧社長は「働きやすい職場づくりに努めており、若い人材の確保に向けて認定企業としてアピールしていきたい」と話した。
オサカダツールは1967年創業。インフラ工事や建設・土木工事に不可欠な耐衝撃工具「チゼル」を手掛ける国内屈指の専門メーカーで、従業員数36人(平均年齢47・4歳)。
ユースエール認定は2015年度から導入され、県内では同社を含めて31社(昨年12月21日現在)が認定された。
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認定通知書を受け取った牧社長(右)
ユースエール認定企業 オサカダツール
- 2022年1月8日
- 経済・産業