7人制女子ラグビー元日本代表メンバーの藪内あゆみ選手(27)による体験授業が29日、岡山県久米郡久米南町の弓削小学校グラウンドで開かれ、5、6年生11人がパスやチームワークのポイントを学んだ。
スポーツ庁のアスリート全国学校派遣プロジェクトで東京五輪などに出場した藪内さんが来校し、目を閉じた仲間を声で誘導するコミュニケーションのトレーニングから開始。
パス練習では「仲間に向かって両手を伸ばすようにボールを投げ、受ける側は両手でおにぎり形を作るといい。声を出し、仲間に空いている所を伝えて」とアドバイスし、2対1や3対2で相手をかわしながらランニングパスを反復した。
この後、2チームに分かれ、児童たちが2月期の授業で教わったタグラグビーで対戦。
腰に付けたタグを取ると相手の前進を止められるルールで、互いに声を掛け合ってパスをつなぎ、果敢に走り込んでゴールラインにトライを決めていた。
6年の佐々木統亮君は「試合をしてみてチームメートへの声掛けが大切なのがよくわかった。パスの出し方、受け方もうまくなれて楽しかった」と話した。