岡山県津山市の上之町二丁目町内会は、約30年振りに朝のラジオ体操を復活させた。夏休み中の子どもたちは元気いっぱいに体を動かし、爽やかな一日のスタートを切っている。
午前6時半前、丹後山の中腹の空き地に、出席カードを首からぶら下げた子どもたちが集まってくる。25日は子どもたち7人を含む16人が参加。ラジオの生放送に合わせ、リズムに乗って大きく伸びやかに体操した。
東小6年・溝口いちかさんは「早起きが楽しい」。同4年・白石真悠君は「みんなに会えるのがうれしい」。同3年の吉田風君は「一番に来ることができた。今日はサッカーもするから楽しみな一日」と笑顔を見せた。
同町内は約50世帯で、2家族の転入があり、小学生以下の子どもの人数が11人に増えたことからラジオ体操の復活を決めた。最終日の2日には参加賞を贈る。菅田徹也町内会長(78)は「いつか懐かしく思う風景を子どもたちにプレゼントしたい。住んで良かったと思えるまちづくりをしたい」と話していた。