ロボットで技術競う 「玉入れロボコン」 創意工夫凝らした作品に関心/岡山・津山市

経済・産業 白熱した試合を繰り広げる高校生一般の部=岡山県津山市で
白熱した試合を繰り広げる高校生一般の部=岡山県津山市で
         

 第30回記念大会「つやまロボットコンテスト拾って投げろ!玉入れロボコン」が14日、岡山県津山市山北の津山総合体育館で開かれ、県内外の小中学生23チームと高校生一般29チームが創意工夫を凝らして作り上げたロボットで技術を競い合った。

 若者たちにものづくりの楽しさを伝えようと市や美作県民局、津山高専、津山工業高校など関係団体でつくる「ザ・チャレンジ実行委」が主催。小中学生は配布された製作キットを基盤に独自のアレンジを加えたものを、高校生以上は研究を重ねて完成させたオリジナル作品で勝負に挑んだ。

 予選は1試合2分間、決勝トーナメントは3分間で4チームが対戦。コートの中にあるかごに玉を入れると得点が加算されるルールで、選手たちは無線コントローラーを使ってロボットを上手に操作しながら玉をつかみ、かごを目がけて投げ入れていった。中にはシャベルで玉をすくって持ち運ぶほか、離れた場所から勢いよく射出するものや、2足歩行で移動するなど個性や機能性が際立つ秀作もあり、観客たちはその出来栄えに関心を寄せていた。

さまざまな仕掛けを駆使して活躍するロボットたち
さまざまな仕掛けを駆使して活躍するロボットたち

 機体に取り付けたベルトコンベアの仕掛けでたくさんのボールを取り込んで打ち出すことに成功し、小中学生の部で優勝を獲得したチーム「はるいつゆうしょう」の桑田有希君(14)=広島県福山市=ら3人は「途中で壊れるのではと心配したけど最後までがんばってくれてよかった。試合はとても楽しかったしまた参加したい」と笑顔で話していた。

 会場外では人気アニメに登場するロボットの実物大展示も行われ、多くのファンでにぎわっていた。

人気アニメの実物大ロボットを観賞する来場者
人気アニメの実物大ロボットを観賞する来場者


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