一時待機センター運用開始

医療・福祉 一時待機センター運用開始
一時待機センター運用開始
         

 岡山県は27日、新型コロナウイルス感染症で救急搬送先が決まらない患者の一時的な待機施設を県精神科医療センター(岡山市北区)敷地内に開設し、運用を開始した。午後5時〜午前10時まで対応し、医療体制がひっ迫する中で限られた入院病床を重症化リスクの高い患者に振り分けるとともに、夜間救急や医療現場の負担軽減を図る。
 待機施設には5床(状況により10床まで増床)を確保して酸素濃縮装置などを配備し、医師や看護師、県職員ら数人が対応。宿泊療養や自宅療養中に血中酸素濃度が低下するなど症状が悪化し、保健所や医師が必要と判断した患者を受け入れる。酸素吸入などを行い、必要に応じて入院させる。
 県内のコロナ患者の病床使用率は59・3%(26日現在)で、宿泊療養者と自宅療養者を合わせて700人(同)に上る状況の中、救急搬送先が決まらない患者が増加。待機施設は状況をみながら当面の間運用する。

運用が始まったコロナ患者の一時的な待機施設(県提供)


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