岡山県津山市の美作大学でこのほど、第9回「美作サイエンスフェア」(津山高校SSH推進室主催)が開かれ、市内の小学生ら約270人が実験やものづくりを通じて科学の面白さを体験した。
魚に見立てた浮沈子やねり香水、ホログラムを使った万華鏡作りなど12ブースが設けられ、生徒や学生が運営を担当した。
「人工イクラを作ってみよう!」は、アルギン酸ナトリウムと水、食紅を混ぜた赤や青色の溶液をスポイトで吸い上げ、塩化カルシウムと水を溶かしたカップに数滴落とすとイクラそっくりの玉が次々に出現。子どもたちは「わー不思議」「プヨプヨしている」と夢中で実践していた。
弥生小2年・菊池夏那汰君は「面白い実験がたくさんあって楽しかった。家でもお母さんとやってみたい」と笑顔で話していた。
文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定されている津山高校が、地域の子どもたちに科学に触れ、楽しんでもらおうと実施した。