世界の名車が県内を巡る「ベッキオバンビーノ」(同実行委主催)が5、6の両日、岡山県北、県南西部で開催され、クラシックカーやスーパーカー約80台が町なかを駆け抜けて地域住民や観光客らを楽しませた。
初開催から15年、25回目を迎える恒例のチャリティーイベントで初日は岡山縣護國神社(岡山市)を出発し、作州路のコースを走行。津山市内中心部の商店街では午前10時過ぎにメルセデス・ベンツやポルシェ(ドイツ)、フェラーリ(イタリア)など1994年以前のヨーロッパ製を中心とした車種がアーケード内に次々と入り、待っていたファンや住民らが手を振って歓迎した。

カメラを持って撮影していた西中学校に入学する久常龍生君(12)は「普段見られない車が見られるのはうれしい」。父親の敦之さん(53)は「車好きにとっては心が躍る瞬間。将来はクラッシックカーを購入して子どもと一緒にイベントに参加できるように頑張りたい」と話していた。
一行は商店街を抜けた後、マルイウエストランド店や真庭市蒜山のヒルゼン高原センタージョイフルパーク、新庄村がいせん桜通りを巡り、6日は倉敷、笠岡、井原市、矢掛町の商店街や観光地を回った。各所にはチェックポイントが設けられており、そこでは被災地の復興、交通遺児就学の支援に向けた募金活動を行った。
