世界アルツハイマーデーに合わせて、美作大学・同短期大学部=岡山県津山市=で21日、シンボルカラーのオレンジ色にちなんだライトアップが行われ、学生たちは認知症への理解や支援を呼びかけた。
同大学・社会福祉学科のゼミ活動の一環で実施し、今年で4年目。
学生14人は、玄関前の階段などに電子キャンドルを並べたり、オブジェにリボンをかけたりした。また「ここから広がる認知症理解の輪」と書かれたのぼり旗も立て、オレンジ色のTシャツを着て啓発した。明かりは午後9時ごろまで灯り、帰宅中の学生らの目にも留まっていた。
児童学科3年・宮城一織さん(21)は「認知症の人が身近にいる。以前の姿と比べて心苦しく感じる人もいるが、元気で会話もできるし、悲観することはない。優しい心を持って支えていこうと思う」。同1年・岡田大飛さん(19)は「誰にでも起こりうることで、当事者が生活に困らないように、多くの人が支援していける社会になれば」と話した。
世界アルツハイマーデー 大学でシンボルカラーのオレンジ色にライトアップ/岡山・津山市