広野小学校=岡山県津山市=の6年生22人が22日、同校近くの戦没者慰霊碑前で慰霊祭を行い、遺族らと共に黙とうをささげて世界平和を祈った。
広野地区では日露戦争から太平洋戦争にかけて114人が戦死しており、昨年に続いて平和学習の一環で実施。市遺族連合会広野支部、同校PTAらを含めて約30人が参列した。
児童たちは「多くの人々が犠牲になったことを知り、心が痛みました。悲しみや憎しみしか残さない戦争が世界中からなくなること、平和な世の中が永遠に続くことを心から願っています」との宣言文を読み上げた。
続いて全校児童で折った千羽鶴を供えて「折り鶴」を歌い、間近で慰霊塔を見学。
吉田健二君は「こんな近くに慰霊碑があることを知らなかった。戦死した人たちのことを思い、平和の大切さを感じた」と話した。