世界の蝶150点見学 児童が標本アート展訪問 アーティストから力強い言葉も/岡山・津山市

教育・保育・学校 興味津々な様子で小枝さんのコレクションを観察する3年生
興味津々な様子で小枝さんのコレクションを観察する3年生=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市立向陽小学校3、6年生が26日、同市二宮の二宮公民館で開かれた「昆虫標本アート展」を訪問した。アーティストの小枝正和さん(51)の講義に耳を傾け、昆虫の生態や夢や希望を持つ大切さなどを学んだ。

 

 地域の人たちの活動にふれ、地域への愛着を持つことを目的とした郷土学「向陽学」の一環で実施。3年生32人、6年生45人が参加した。

 

 世界各国のチョウなどの標本150点が並ぶ一室で、3年生は小枝さんに案内されて見学。フクロウの顔のような模様の「フクロウチョウ」や、体の大きさが世界最大の「ゴライアストリバネアゲハ」など、希少なコレクションを興味津々な様子で眺めてスケッチをしていた。

 

 6年生は講義を受講。小枝さんが6年前の交通事故による後遺症で悩んだ過去から現在に至る経緯を聞き、「苦境に立たされた時こそ、前向きな気持ちを忘れないで。諦めず乗り越えれば、必ず幸せになる」といった力強い言葉を真剣なまなざしで受け止めていた。

 

 6年生の小原晃君(11)は「悩んでいる時こそ、心を強くすること、自分の好きなことについて考えることを学んだ」。3年生の水杉陽菜さん(9)は「知らない虫を発見しておもしろかった。興味がわいたので、もっと調べてみたい」と話していた。


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