「俳句世代交流in城東」が19日、中之町の作州城東屋敷大広間で開かれた。大学生と高齢の愛好家らが句を読み、交流を深めた。
城東まちづくり協議会が市共同募金委員会の「赤い羽根まちづくり福祉活動助成事業」の一環として初めて実施。美作大学社会福祉学科の学生たちや城東地区の住民ら約25人が参加。「紅梅が咲き誇る二宮の立石邸宅前」を題材に作った句を綱俳句会(右手敦子会長)のメンバーらが講評した。
初心者だという同大3年・有岡光咲さん(21)は「うぐいすの 鳴き声響く 散歩道」と詠み、意図を説明。参加者たちは「春の訪れを感じる良い句だ」と感想を述べ、右手会長は「『立ち止まる』といった動作を表す言葉を使うと印象的になる」とアドバイスした。
有岡さんは「句作は難しく、日本語の奥深さを改めて知った。多くの人たちと話す機会にも恵まれたおかげ。また参加できれば」と話した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で当初の予定を変更し、規模を縮小して開催した。同協議会イベント事業部長・高田輝貴さんは「本来はシニアと学生がペアになって俳句を考える企画を用意していた。2回目は実現できれば」と語った。
中之町 作州城東屋 「俳句世代交流in城東」