美咲署は20日、久米南中学校(久米南町下弓削)の「サイクルマナーアップモデル校」の指定式と「夜光反射材着用モデル校」の委嘱状伝達式を同校で開いた。これに合わせて1年生の自転車講習も行った。
県内各署でモデル校を指定しており、同中学校は2年目。署員が校内や通学路でマナーアップを呼びかけていくほか、生徒は校内や地域で啓発活動などにも取り組む。
式では、青木誠署長が指定書などを教員に手渡し、「県下では中学生の事故の6割が登下校の時間帯に発生している。マナーを守って楽しい学校生活を送ってもらいたい」とあいさつ。夜光たすきをかけてもらった1年生の学級委員・平尾暁君(12)は「悲惨な交通事故を1件でも少なくするよう努めます」と宣誓文を読んだ。
講習は体育館であり、自転車シミュレーターを使用。1年生約30人が署員から「道路の左側を走ろう」などと教わり、自転車通学の生徒はサドルに座って操作していた。
県警では、サイクルマナーアップモデル校を2008年、夜光反射材着用モデル校を17年に取り入れた。
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自転車シミュレーターを操作する1年生
久米南中サイクルマナーアップモデル校
- 2021年4月22日
- 教育・保育・学校