北房中学校=岡山県真庭市=で21日、真庭署とJA共済による、スタントマンが交通事故を再現する(スケアード・ストレイト)体験型交通安全教室が開かれ、全校生徒90人が交通事故の恐ろしさを再確認した。
シャドウ・スタントプロダクションの7人が来校。時速40キロで走る乗用車と自転車の衝突、見通しが悪い交差点での事故、トラックの左折巻き込み事故などを再現し、生身の人間が自転車ごと車のボンネットにはね上げられるなどのシーンに、見入る生徒たちは表情をこわばらせた。
自転車走行中に携帯電話を使うなど違反行為の説明もあり、司会者が「交通マナーとルールをしっかり守って、被害者にも加害者にもならないで」と訴えた。3年生で生徒会長の山﨑湊心さんは「これが本当に起こったらと思うと、怖かった。自分ごととして考えたい」と話していた。